淡々と

行動範囲が狭い主婦の静かな日々のあれこれ。家族のしあわせ、シンプルライフ。

親と子の最新大学受験情報講座 文系編

娘のとびひ悪化中。

親と子の最新大学受験情報講座 文系編。これは息子に借りた本。はあ、やっと高校に入学したと思ったら今度は大学受験か。英数国、試験を受けるたびに一番出来る科目が違うという、バランスが取れているのか取れていないのかわからない状況ではあるが、本人は直感で文系に進むことにしたらしい。

高校入学後保護者対象に進路説明会があったのだが、何が何だかさっぱりわからなかった。大学入試を取り巻く環境が自分の頃とはまったく違うようなのだ。何しろセンター試験以前の共通一次世代だし。でもこの本で最近の状況をなんとか把握できた気がする。

自分が高校生の頃、親は大学入試に関する知識も関心も皆無で、それでもなんとかなった古きよき時代だったが今はなんでも情報戦なんだな。

家電買うにも昔は近所のお店でそこにあるものを買っていたはずだが、今はスペックを比較して機種を選定して実勢価格を調べてネットで買うのかどこで買うのがお得なのか、いちいち面倒な手順を踏まないとお得に辿り着けない。クレジットカードやら各種ポイントカードやらマイルやら何をどうすればお得なのか。面倒ならお得を目指さなければよいのだが、お得マニアでは決してないが庶民ゆえお徳は多少気になる。気になる以上はちまちま調べる。

大学入試自体も前期日程、中期、後期、推薦、AO、A方式、全学部日程、得意科目方式、センター利用、指定校推薦、給費生入試等多様化しているものだから、どう出願するために何をしたらよいのか事前に研究しなければならないのだ。

入試問題の傾向も昔とは随分様変わりしているらしい。国語なら論説文、英語ならリスニング、数学ならスピード、よりプラクティカルな技能を試す問題が重視されているようだ。勤勉さと自己管理能力が必要とされるのは今も昔も変わらないが。

具体的な勉強方法(著者の言うところの勉強の作法)や主要大学の問題傾向分析(配点が大学、学部によりまったく異なる)、文型志望者のための問題集と使い方についても具体的に触れている。まあ、この辺になるともはや私には関係のない世界だから息子がんばれ。

どこかの予備校のベテラン名物先生が長年の経験を基に執筆したのだろうな、と思いながら読み進めていくうちに「あれ?」と思う箇所があり、著者のプロファイルを見たらなんと20代の方だった。東大卒の受験勉強ヲタク、ということで妙に説得力がある。