淡々と

行動範囲が狭い主婦の静かな日々のあれこれ。家族のしあわせ、シンプルライフ。

1Q84

夫がスタバの粉末状コーヒーVIAを買ってきてくれた。シュルツ会長が「ドリップしたコーヒーとまったく変わらない味です!」と太鼓判を押していたので試したくてうずうずしていたのだ。

正直言ってドリップしたコーヒーには敵わないな。第一、抽出中の香りがない。夫が丁寧にドリップするコーヒーの方がずっと美味しいし幸せ倍増。

でもあれだけ満面の笑みで自信満々で勧められたら消費者は信頼するわね。毎日ニュースで鳩山さんの精神的にやばそうな堅い表情を見るたびに、だ、だいじょうぶか、日本、と不安感に襲われるもの。この局面でにっこり自信満々で笑っていたら叩かれるのか。

1Q84 BOOK3を読了。幸せで濃密な時間が終わってしまいああ残念。ゆっくり読んだのに~。

国民的ベストセラーになってしまったBOOK1とBOOK2だったが、もし軽いノリで買ってしまったものの途中で挫折した人がいるとしたら、そういう人こそ頑張ってBOOK3まで読んで欲しい。というくらいBOOK3は村上春樹ワールドだったし、ある意味拍子抜けするくらい村上春樹的ではなかった。サービス精神旺盛で親切に手品の種明かし連発。あれだけ売れてしまったからより多くの読者にわかりやすく、ということなのかしら。小さな謎を謎のままにしておかない。読後妙にすっきりなのだ。

相変わらず随所にこの人にしか書けない表現がちりばめられていて「うーん、さすが!」と唸りながら読み進めた。どんなに下卑たキャラクターであっても品やストイックさがあって好き。牛河さん、憎めないなあ。<BOOK3終わり>とあったからきっとBOOK4があるわね。絶対に書いてください。お願いします。待っています。