淡々と

行動範囲が狭い主婦の静かな日々のあれこれ。家族のしあわせ、シンプルライフ。

冷たい雨

世界不況の影響と上海モーターショーの台頭で出展者が激減するスケールダウンした東京モーターショーに足を運ぶ気になれず、代わりに日産グローバル本社ギャラリーに出掛けた。エコカーばかりのモーターショーなんて地味すぎる。おおお!谷口吉生設計監修の新社屋!ダイナミックで開放感溢れるギャラリーエリア、優れた意匠。

今年で40周年を迎えるフェアレディZを記念し、歴代すべてのZが展示されていて夫大興奮。新発売のフェアレディZロードスター!定年後に二人で乗る車を日々妄想している夫は、過去に所有していたマツダロードスターRX-8のいずれかに戻るつもりでいたらしいが、Zのロードスターに激しく傾いた模様。

スカイラインやGTRの展示がなかったのだが、Z祭りが終わったら登場するのでしょうか。展示してあるテラノの内装が意外にちゃちでがっかりした。

1Q84の後、久々に「神の子どもたちはみな踊る」を読み返した。

阪神淡路大震災後に書かれた短編集なのだが、この時期は既に1Q84黎明期だったんだろうな。震災とオウム。この本の中では「蜂蜜パイ」が特に好き。村上春樹の小説の中では珍しく分かりやすい形でハッピーエンド。人間も熊達も。ハッピーエンドにたどり着くまでに主人公は地球を三回転半回るが。そして珍しく小さな子供(勿論クール)が登場する。1Q84が完結した後は、また村上春樹のクールな短編が読みたいな。