20th century boy
漫画が苦手で殆ど読んだことがないのだが、一年半位前に知人に勧められ「20世紀少年」の単行本全22巻と「21世紀少年」上下2巻をどーんと借りて一気に読んだ。
映画はどんどん勝手に映像が進行するし、本は文章をひらすら読む作業なのに対し、全体のレイアウトだったり一コマ一コマに描かれているものをいちいち見てしまうので漫画は疲れてしまう。どんどん読み進めていけばいいのかもしれないが、どうしても気になってしまう。荒唐無稽なのに妙にリアリティがありすっかりはまってしまい、寝不足と眼精疲労でアスピリンを飲みながら、連日連夜読んだ。
面白かった。特にともだち暦以前までは。最後は「誰やそれ!」と叫んだが。
それから死んだはずの人間が続々と復活するのはアリなんでしょうか。それって漫画じゃん、というか漫画か。
それにしても漫画家って凄い。かねてからバレエダンサーは凄い!と思っているのだが(生まれ持ったスタイルに加え優れた運動能力と高い表現力を兼ね備えたアスリートと芸術家の融合)、漫画家も同じくらい凄いな!と。
そんな「20世紀少年」の映画化3部作の「<第2章> 最後の希望」を観た。
トヨエツ演じるオッチョが教会のステンドグラスを華麗にぶち破り登場するシーンがカッコよかったのと、原作そっくりの役者さんをキャスティングする中で、特に小泉響子役の女の子が漫画そのまんまの子だったの二点に尽きる。
莫大な資金を投じて原作を圧縮して忠実に再現しました、という映画なので、漫画を読んだこがとない人にとってはちんぷんかんだろうし、漫画を読んだことのある人にとっては「頑張って再現したんだね、で?」になる。
よくこの大作を映画化に踏み切ったなあ。出資した会社のお偉いさん達は、原作を読んでいないような気がする。
第3章はオリジナルと異なるラストということなので観るつもりですが。
T.REXはやっぱりいいなあ!!