淡々と

行動範囲が狭い主婦の静かな日々のあれこれ。家族のしあわせ、シンプルライフ。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

タランティーノ監督作品「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の10分延長バージョンが全米上映とのこと。もう一度観たくなった。上映時間2時間40分。あと10分長くたってちっとも構わない。この映画が好きではない人は、どうせ途中から居眠りしているだろうし、好きな人は延々と観続けられる。

張り切って公開直後に夫と観に行って、それから暫くはこの映画の元となったシャロン・テート殺害事件について調べたり、作中に使われた音楽を聴いたり、復習に余念がなかった。

そしてなんと言ってもブラッド・ピット演じるクリフ・ブース!めちゃくちゃクールでハードボイルドな役どころで、すっかり魅了されてしまった。だから日本でも延長バージョンが上映されるのなら、是非また劇場であの世界観を堪能したいのだ。

60年代の西部劇やらカルチャーやら音楽やらに対するタランティーノの憧憬と偏愛っぷりが突き抜けている。新作の度に思うのだが、デビュー作「レザボア・ドッグス」のいったい何倍の製作費がかかっているのだろう。タランティーノによるタランティーノのための愛情溢れる映画で、引退作品となる(?)次の10作目はいったいどうなってしまうのか、今からとても楽しみだ。

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