淡々と

行動範囲が狭い主婦の静かな日々のあれこれ。家族のしあわせ、シンプルライフ。

ワルキューレ

どうやら娘の前の席の子がインフルエンザに罹患したらしく、その後娘が発熱した時には激しく動揺したが、一晩中夜泣きしてはポカリスウェットを飲み、夜泣きしてはトイレに行き・・・を繰り返した結果翌朝にはケロッと元気に。学級閉鎖中は元気なお友達同士でも遊ぶのは自粛、とのことで、家で一日中幼稚園ごっこやおままごと。疲れる。

少し前に「ワルキューレ」を観た。歴史が苦手な私ですら、ヒトラーがクーデターにより最期を迎えたわけではないことは知っているので、即ちワルキューレ作戦が成功しないことは最初から分かっている。スリラーとしてはどうなの?夫はそれなりに楽しめたと言うが。

主人公はイーサン・ハント、これはMI4ですって言われても納得できるくらいトム・クルーズの映画だった。夫いわく歴史上実在する主だった人物はそっくりだったらしい。そっくりさん+トム+軍服似合うドイツ顔の兵士。この軍服似合うドイツ顔の兵士が皆同じに見えて、かっこいいのだけど皆さん一様に意味ありげな素振りなので、「え?この人ってさっきも出てたっけ?」と何度も混乱しました。

でもどうなんだろう。この映画ユダヤ人から見て。ナチスドイツはヒトラー個人の責任で大方のドイツ人は悪くありません、なのか。ヒトラー暴走、でも僕達ヒトラー以外の真っ当なドイツ人は、彼のやり方を快く思っていなくてどげんかせんといかん!と命懸けで暴君暗殺を狙っていた、のか。当時の状況下で、そういう客観的に冷静な判断を下せる人々が、ヒトラー臣下にいたのだろうか。暗殺計画の根底にあるのは単なる権力闘争?ヒトラー潰しておかなきゃ。殺られる前に殺る、みたいな。

全編ワーグナーがばんばん流れているのかと思ったらそうでもなく。「ワルキューレの騎行」の使い方が絶妙。

ところで映画界はナチスドイツブームなのか。最強の007ダニエル・クレイグ主演の「ディファイアンス」、そしてタランティーノ&ブラピの「イングロリアス・バスターズ」。やはりタランティーノ。予告みたけどかっとんでました。ナチスドイツ繋がりで心震える映画「戦場のピアニスト」を監督した巨匠ロマン・ポランスキーが淫行容疑で身柄拘束のニュースには驚いた。それはそれとしてまたじっくり観てみたいな。