毒親
クロ現「毒親って!? 親子関係どうすれば・・・」特集を見た。「毒親」が原因で、大人になっても生きづらさを感じている人達を取り上げていた。
親しい友達から、毒親についてよく相談される。40代で今尚母親の支配下で生きている彼女に対して、もう十分頑張ってきたのだから距離を置いてもよいのでは?自分の人生を歩んでほしい、と強く願う一方で、我が家に置き換えて、私は娘に対してどんな母親なんだろう、支配的になっていないか、といつも気になっている。
毒親とは、過干渉、暴言・暴力、ネグレクトの三つに分けられるそうだ。親の愛情がゆえの期待が、子を苦しめるという。子を思う気持ちが強すぎると毒になる、というジレンマに、武田アナが「毒親」という言葉が強い、子を大切に思わない親はいない、心配だからよかれと思ってアドバイスしたことが子を苦しめるのでしょうか、と精神科医に質問し、終盤は自身の子育てを振り返って後悔と反省の念から涙を流していた。武田アナに共感しまくりだった私自身、毒親なのかもしれないな~、と息苦しくなった。
暴力や食事を与えない等は論外だけれど、ああしなさい、こうしなさい、は程度の差はあれどの親も言っていると思う。生まれてきてくれてありがとうだけでよくないですか?は本当にその通りで、親としては子の無病息災を祈るだけだが、やがて親元を離れて自立して生きるにあたり困らないように(←このあたりが毒親目線か)基本的な礼儀作法だったり、忘れてほしくない道徳観や倫理観だったり、将来へのアドバイス、というのも親の価値観の押し付け!ということなのか。
適度な、と言われても、正直言ってよくわからない。絶賛反抗期の娘への接し方に、毎日悩んでいる。よかれと思っての言動が、娘の人生にネガティブな影響を与えてしまうのは怖いが、黙って見守るだけというのもなかなか勇気がいる。叱らない育児で友達のような親子関係が理想なのかしら。
番組中、精神科医がNGワードとして、子の交際相手を親が反対、を挙げていたが、話題のインペリアルファミリーのプリンセスは、国民総毒親状態で苦しんでいるのでしょうね、と武田アナに突っ込んでほしかったな~。