野菜と果物の詰め合わせ

大相撲秋場所が終わって虚無感に浸る間もなく、ラグビーワールドカップが始まった。私のスポーツ観戦好きは、母譲りなのかもしれない。きっと血沸き肉躍る戦いが好きな家系なのだ。母はとりわけラグビーが好き。小さい頃から馴染みはあったが、本当に面白い競技！と私が気付いたのは、やはり前回のワールドカップから。日本開催だとリアルタイムで観戦できるのが嬉しい。

そんな母から宅急便で野菜や果物が送られてきた。国内外を精力的に旅行していた両親だが、夫婦二人だけの生活に煮詰まってたまに遠出して気分転換を図りたくても、高齢になり初めての土地に不安を覚えるようになってきた、と。ここ最近は、北関東の小さな温泉宿に落ち着いている。

前回訪れた時は現地から苺を、そして今回は梨でも、と思ったらしいが、自分が梨を一箱貰ったら困るな、と考え直し、母が選んだ野菜や果物を箱詰めにして送ってくれた。確かに一種類のものを大量に貰うより、ずっと気が利いている。

日持ちのしないものからなんとかしなければ！と、早速ブルーベリーはてんさい糖と白ワインとレモンで煮てジャムに、みずみずしい梨はカットしてそのまま頂き、オクラは豚肉巻きに、茄子はオリーブオイルで焼いてから冷凍してあったミートソースとチーズをのせてグリル、トマトと胡瓜と枝豆はマリネに、そして隠元は胡麻和えにした。まだ茄子と胡瓜が残っていて、栗と里芋とサツマイモは思案中。