淡々と

行動範囲が狭い主婦の静かな日々のあれこれ。家族のしあわせ、シンプルライフ。

ROOKIES

うーん、パク・チソン凄いですね、いいものを見せてもらいました。私が知りたいのは日本サッカー協会南アフリカ終了直後可及的速やかに4年後のブラジルを見据えて新監督の発表を行う準備を進めているのでしょうねってことです。

夫はROOKIESの大ファンで「泣けてくる」とかなんとか言いながら毎回ドラマを熱心に観ていたし、DVDボックスが欲しいだなんだつぶやいているのを私は聞こえないふりをしている。私も大好きだけれどDVDボックスまではちょっと・・・よく再放送やるし。

そんな映画版「ROOKIES -卒業-」を観た。

この映画にケチをつける気はまったくない。あんなおっさんっぽい高校生いないやろ、とか突っ込みつつも人気ドラマシリーズの特典映像という感じで面白かった。ドラマのその後、おまけみたいなものなので、既にニコガク野球部のみんなはいい子だし、一致団結素晴らしいチームワークだし、みんなと川藤幸一の間には信頼関係があるし、ニコガクの先生や生徒も野球部に一目置いているし、新入生の赤星と濱中の葛藤場面はややあるがそれにしたって可愛いもの。みんなの演技も上手くなっているのでなんだか安心して観ていられる、でもやっぱり試合場面では「頑張れ~!」と声援を送らずにはいられない。学園青春モノのドラマは苦手だがROOKIESはいいなあ。夢にときめけ! 明日にきらめけ!

息子の高校では中間テスト目前なのだが、息子が所属する部活ではこの週末「負けた時点で3年生は即引退」という公式戦真っ只中だった。1年生部員は試合には出られないが、制服姿で声が枯れるほど大声で応援しなくてはならない。しかし「親が勉強しなさい、と言っているので応援を欠席します」という1年生部員が何人かいたらしい。

ちょい待ち!濱中が「中間テスト前なので応援に行けません」なんてほざいたら、ニコガク野球部の先輩達が甲子園目指して、夢を追いかけて負けられない試合に臨んでいるというのに、川藤幸一ならなんと言っただろう。きっと夢の果てに何があるか一緒に見に行こうとかなんとか熱いことを言うんじゃないか。親が勉強しろって煩くても、もう高校生ならきっちり部活の試合の応援に来て、帰宅後徹夜で勉強するくらいの気概がないものなのか、てか、親が勉強しろなんて理由は恥かしくて親族の誰かを危篤にするとか他に気の利いた理由はなかったのか、てか、2年後自分達が最後の公式戦を戦うときに「中間テストの勉強をしたいんで週末試合には出られません」なんて後輩がほざいたらどうする?と息子に詰め寄ったら、「先のことを考える余裕はない」と話を打ち切られた。

勿論息子のテストについては不安一杯だし、その保護者様達の気持ちはすっごくよくわかるが、部活休んで自分だけ猛勉ってなんだかカッコ悪い。甘いのかな。最後に笑うのはその子達なのかもしれないけれど。