淡々と

行動範囲が狭い主婦の静かな日々のあれこれ。家族のしあわせ、シンプルライフ。

なくもんか

娘が週末に水疱瘡にかかった。少し前に近所の友達が発症したのだが、予防接種を受けたからうちは大丈夫かな、と軽くみていたら娘はまあウィルスというウィルスを引き寄せる子なので見事発症。

週末だったので休日急患診療所に。伝染力が強い病気だから一週間は外出禁止、でもここでは一日分の薬しか出せないので週明けに小児科を受診するようにと。杓子定規に一日分とか言ってないで一週間分出せないものなのかしら。顔や身体じゅうに出来た湿疹に白い塗り薬を塗ったら自分の姿に娘落胆、悲嘆に暮れる悲劇の主人公。

舞妓Haaaan!!!」以来気になっている阿部サダヲ主演の「なくもんか」を観た。

ラーメン博物館っぽい商店街が舞台で、流行りの昭和モノなのかな、とややげんなりの出だしだったが、「舞妓Haaaan!!!」のようにお腹を抱えて笑えるわけでもお涙頂戴でハンカチ必携ってわけでもなくて、長いしいわゆるベタなホームドラマなんだけれど、観終わった後じんわり温かい気持ちになれた。

相変わらず阿部サダヲは変幻自在の芸達者で面白いし、妻役の竹内結子の演技力が予想外に素晴らしかった!同年代の例えば広末さんなんかと比べものにならないくらいいい。阿部サダヲのtoo much感に妻役の竹内結子が負けていないどころか不思議としっくり合っている。「硫黄島からの手紙」のシュッとしたバロン西役が印象深い伊原剛志が演じるやりたい放題で破天荒な父役も実によかった。

主人公、弟、弟とコンビを組むお笑い芸人、みんなそれぞれ自分の居場所を見つけ、居場所に留まるために、生きるために、必死な様子に共感。誰だってそうだもの。