淡々と

行動範囲が狭い主婦の静かな日々のあれこれ。家族のしあわせ、シンプルライフ。

恋愛太平記2

息子の学校再開。朝錬も再開で、私の早起きお弁当&朝食作り生活も再開。

そして夫もオーバーナイトのフライトで無事帰国。一旦帰宅する夫のために、朝からマッハで家をピカピカに磨き上げる。シャワーを浴びてさっぱりした夫に朝食を出し、遮光ブラインド(我が家のはバーティカルだからブラインドを下ろすというよりブラインドを引くというのか)で寝室を暗くし、エアコン設定温度低めにオン、空気清浄機オン、アロマディフューザーをラベンダーの香りでオンした快適空間で1時間だけ仮眠を取った後、猛暑の中渋々出勤して行った。

夫が留守中娘に、「パパが出張だとママはラク出来るね。ゆっくりできて嬉しい?」的なことを言われびっくりした。図星。確かにラクしてます。

「恋愛太平記2」を読了。高橋家の父の死後、母玉枝は益々暴走。私自身3人姉妹の長女ではあるが、高橋家の長女夕香ちゃんとは似ていないなあ、あんなにあれこれ思い悩む繊細なタイプではないし、次女の朝子ちゃんは芸術家だから論外、強いて言えば専業主婦である3女の雅江に近いのかもしれないけれど、彼女ほど芯が強いわけでも母性愛が強くもないし、ちゃっかり者の4女美由紀は私が最も苦手なタイプだわ。

それでも次女朝子ちゃんが「姉妹について大人になってからちゃんと話をしたこともなかったし、どういう人間かなどと考えたこともなかったということに思い当たる場面があり、それは姉妹に限ったことではなく母親にも父親にも、元夫や不倫相手に対してもそうだったのではないかというふと奇妙な不安感にとらえられ、それは他人に対する想像力がないということではないだろうか、と考える」と。この感覚はよくわかる。

一番下の美由起は多分今年54歳、だから7歳上の長女の夕香ちゃんは61歳ってことになる。玉枝も目白の叔母さんも健在だといいな。長引く不景気でも相変わらず余裕があって、安い宅配寿司ではなくきちんとした馴染みの寿司屋から出前を取ったり、ユニクロやネットショッピングではなく老舗デパートでのお買い物を楽しんだり、潤いのある生活を送っているといいな~、って、私の中ではすっかり実在の家族になってしまっている。