淡々と

行動範囲が狭い主婦の静かな日々のあれこれ。家族のしあわせ、シンプルライフ。

パリの空の下で

妹に伊坂幸太郎を借りたついでに「これも読む?(笑)」とこれも。

少し前に妻ミポリン主演で映画化ということで怒涛のプロモーション活動が繰り広げられていて、相手役の西島秀俊さんが大好きなので少し気になっていたのだ。私はこういう二岡顔が大好き。

バカバカしくて途中で放棄しようかと思ったが意地で読了。むー。江國香織とコラボした「冷静と情熱のあいだ」の時はここまでげんなりしなかったような記憶が。

男が読むハーレクインロマンス。安っぽい三文恋愛小説。4ヶ月間辻仁成さん言うところの交接ばっかりしていた前途有望な「好青年」、後にエアライン会社副社長と大富豪の元妻でフェロモン全開の女性、後にオリエンタルホテル勤務。やたらハイスペックな人々ばかり登場する割には特に描写もなく、やたら交接ばっかりしていた割には特に描写もなく、エキゾチックな舞台ということでタイなのだろうけど特に描写もなく、全体的に浅い。もしかしてラストは号泣ポイントなのかもだが果たしてどれだけの人が泣くのか。私がこういう色恋話にもはや心を動かされないくらい年を取ってしまったのか。

それにしても辻仁成さん、よくこんな交接ばっかりのお話の映画化の主役に自分の妻を据えたなあ。妻、出稼ぎ?フランスで何をしているんだろう。と、つい好奇心で辻仁成さんのブログ「愛情路線」を覗いたら驚愕。いつの間にか辻仁成さんが女の子になっていた!!アーティストのすることってよくわからない。ミポリンもなんだか大変そうだわ~。