アンチ・アンチ・エイジング!!

最強の007、ダニエル･クレイグ様主演「ディファイアンス」を観た。

ベラルーシでナチスのユダヤ迫害に徹底的に抵抗（ディファイアンス）したユダヤ人兄弟の実話。

ユダヤ迫害、というと凄惨な運命を辿った被害者の立場として描かれるのが常だが、この映画は視点が少し違っていて、命からがら森に逃げたピエルスキ兄弟が同胞を匿い、生活共同体を作り、逞しく生き延びるのだ。ゲリラ活動もすれば強奪もある。極限状態に置かれた、決して奇麗事だけでは済まされない生々しい人間の行動が淡々と描かれ、実に色々なことを考えさせられえた。

リーダーとは、人間の尊厳、集団心理、欲望。

良好な職場の人間関係も会社の業績が危うくなると一変、徹底的に自己保身に走る人が続出し、真の友人か否か、高い品性を持っている人か否か、これまでの評価を覆すような事実が露呈するもの。この映画に比べかなりスケールが小さい話になるが例え話として。

驚いたのは、ダニエル･クレイグ様がまだ41歳だということ！渋すぎる！鍛え抜かれた屈強な身体ではあるがお顔はシワシワ。50歳代かと思っていた。

イマドキの女優さんは皆さんこれでもか！と皺を伸ばしていらっしゃるのに、なんてナチュラル志向なのでしょう！