メスキータ展
この夏、東京ステーションギャラリーで開催されたメスキータ展がとてもよかった。ほぼ輪郭線なしに、線と面のコントラストで表現されるモノクロの木版画から、緊張感が伝わってくる。大胆にデフォルメされた装飾的な構図。思わずじーっと見とれてしまうような作品ばかりだった。木版画作品のためのスケッチやドローイングも興味深かった。
ポストカードを買い求めて手持ちのローラアシュレイの額に飾ったら、我が家の雰囲気に馴染んで嬉しかった。
東京ステーションギャラリーは、東京駅丸の内北口改札に隣接していて、アクセスが抜群によい。美術館内の無料のコインロッカーに荷物を預けて手ぶらで鑑賞できる。1時間程で観て回れるコンパクトで落ち着いた空間で、内壁に復元工事以前の煉瓦が使われていて素敵だった。東京駅の喧騒が信じられないほどの静寂。近隣で働いていた頃にこのギャラリーがあったらな~。税込4,000円の年間パスポートを買って通ったのに。