淡々と

行動範囲が狭い主婦の静かな日々のあれこれ。家族のしあわせ、シンプルライフ。

君たちに明日はない

ワールドカップが始まり既に体力の限界を感じる。しかも!なんと!LHカナダGPで今季初ポール!GKの痛恨のミスで初戦アメリカとドローに終わったイングランドに福音じゃないですか。ああ観たいけど深夜・・・録画してももう私の処理能力を超えている。

ディエゴが目立っていた。第4の審判員、ぴったりマークで気が気じゃなかった。予選で退場・以降ベンチ入り禁止、何もしないまま帰国、なんてことにならなきゃいいけど。メッシやテベスイグアインよりディエゴの奇行から目が離せない。NHKのメッシ伝説特番でアルゼンチンにディエゴ教まであるとかなんとか。手にボールを当てて神の手!なんて儀式をやっていた。それにしてもナイロビの蜂がブンブン唸るようなブブゼラには閉口する。あれにイライラせずに、逆にパワーに変えることが出来るアフリカ勢が大躍進かも。

垣根涼介君たちに明日はない」を読了。

これ結構面白かった。読みやすくさーっと読めてしまう。サラリーマン小説でサラリーマン経験者には思い当たる箇所があったりなかったり。著者の観察眼の鋭さには恐れ入りまくり。どこの組織にもやな奴いるよな、とか憤慨したり、八方塞りな女に切なくなったり。

主人公のヒーローっぷりがいい。企業の人事部が人員整理を業務委託する会社に勤務(いい死に方しないだろうな)で、各章に首切り対象者が登場。実際のところ企業人の生き死に関わる業務なのだから、私が高橋社長なら社員にちゃらい格好は絶対にさせないけれど、まあそこは小説なので、主人公はホスト崩れっぽい優男でアシスタントはオシャレに余念がない派手目の美人さんだったりする。主人公が愛車がダイハツコペンなのも、付き合う相手が8歳年上で40代バツイチややトウが立っている働く女性というのも好ましい。何より仕事の進め方もとてもスマート。

考えさせられたのが仕事と作業の違い。ああ、そうなんだよな、私が得意だったのは作業で仕事じゃなかったんだよな、と振り返る。逆に夫は作業ではなく仕事派。続編の「借金取りの王子」も早く読みたい。