FROST/NIXON
スタバのポイントカードで、クリスマスブレンドに交換。大好きなマリアージュ・フレールのエスプリ・ド・ノエルみたいにオレンジピールやシナモンやバニラやスパイスが効いたクリスマス向け紅茶のコーヒー版かと思ったら、フレーバード・コーヒーではなかった。でも華やかでなかなか美味しい。
久々に面白い映画を観た。「FROST/NIXON」
ウォーターゲート事件で在任中に辞任に追い込まれたニクソン元アメリカ大統領と、辞任後単独インタビューを試みた野心家のイギリス人テレビ司会者フロストの頭脳戦を、後年関係者による回顧シーンを織り交ぜながらドキュメンタリー風に進行。
ニクソンのいかにも政治家らしい手練れた詭弁、富や名声に対する執着、孤独、自尊心、敗北感・・・イライラするくらい憎憎しい元大統領がふと見せる一人の老人としての寂寥感。
フランク・ランジェラが様々な表情を見せ、本物のニクソンに見えてくる。対峙するフロスト、ニクソンとフロスト両陣営を固める脇役、70年代の雰囲気、よい緊張感を保ちながらラストまで魅せるプロットもよかった。派手さはないが実に人間臭い映画だった。フットルースでケニー・ロギンスの曲に乗って踊りまくっていた高校生ケヴィン・ベーコンもいい感じの大人に成長してニクソンの側近を好演。
スティーヴン・タイラーがエアロスミス脱退との噂が。脱退というか解散ってことになるのでは?