淡々と

行動範囲が狭い主婦の静かな日々のあれこれ。家族のしあわせ、シンプルライフ。

a lot of people....

駅前の中規模書店は通年東野圭吾フェア。いつだって東野東野東野たまに伊坂幸太郎。意地でも東野読みたくなくなるが、息子は結構好きらしい。

引越してきた当初は店長の好みで東野フェアなのかと思ったが、やはり売れるからなんだろうな。それに多作だよなー。一昔前の赤川次郎みたい。

奥田英朗の「ララピポ」読了。と人に威張って語れる類の本では決してない。

面白い本をぐるぐる回し読む友達(ホントモ)が3人いるのだが(夫と夫同僚2名、作品によっては息子も)これ回すの悩む。というかホントモも実は読んだのだが、私に回ってこなかっただけ?

最初から最後までお下劣なエロネタ。混雑した通勤電車では読めないだろうな。伊良部シリーズに通ずるものがあるのだが、更にエロにバイアスがかかった感じ。

奥田さんはルーザーを軽妙に描くの上手いなあ。限界までルーザーの下卑っぷりを描くのだが、文体が軽妙ゆえにさらっと読み流すことができる。これが重松清だと辛くなってしまうのだが。

しかし同じセックスセックスセックスでも村上春樹だと心穏やかでいられないのに、何故奥田英朗だと下品に笑いながら読めるんだろう私は。人には勧めにくいが面白かった。構成もよい。「ララピポ」は映画化されたらしい。しかも脚本が中島哲也。監督作品の「パコと魔法の絵本」はアレだったが、「下妻物語」と「嫌われ松子の一生」は大好きなので期待大。が、きっと小説とは別物なんだろうな。これをまともに映画化したら18禁でしょ。

週末久々に関内の「天吉」に行った。言わずと知れた原由子さんのご実家。暫く前から夫が天丼渇望シンドロームで、そう言われたら私だって食べたくなる。

前回は入って真正面のカウンター席。胡麻油の香りに包まれながら職人さんが天麩羅を揚げていく様子を見ているうちにすっかり酔ってしまい、向こう三ヶ月は天麩羅いいやって気になったのだが、今回は二階のお座敷。ゆったり天丼を堪能しました。

ちょっと八丁味噌風味っぽいタレがかかった硬めのご飯が美味しい。あと天麩羅屋さんで食べるお漬物が好き。天かすまで頂いてしまった!ラッキー。使い道考えてウキウキ。