淡々と

行動範囲が狭い主婦の静かな日々のあれこれ。家族のしあわせ、シンプルライフ。

毎月新聞

大学4年以来ずっと日経を読んでいる。もう一般紙は受け付けない身体になってしまった。デイリーは別だけど。

たまに一般紙のヒューマンヒューマンな記事を読むと、疲れてしまう。夫が出勤時に朝刊を持っていき、律儀に帰宅時に手渡してくれるので、翌朝一日遅れの新聞を読むことになる。そのまま出張に出掛ける場合は二日後だったり三日後だったり。出張中は当日の新聞を読むことが出来るのだが、なにせ週の半分位は出張なのです。もう新聞はいいかなネットで十分、と思うのだが、夫は新聞にこだわっているので朝刊だけ購読し続けています。日経の夕刊を取る意味が見いだせなくて。内容的にも微妙。

でもTHE NIKKEI MAGAZINEは大好き。月一で発行される小冊子、といっても大型サイズなのだが、全頁フルカラーでスタイリッシュ。掲載広告もハイエンドブランドばかりで、美的センス抜群。

広告特集号と称して高級車どーん、高級時計どーん、とハイエンド商品がこれでもかと紹介される小冊子も一時的に気分高揚作用あり。

なんと言っても紙質がとてもよく、真ん中でパチンとホッチキス止めしているだけなので剥がしやすい。よって読んだ後は、ゴミ箱の底やら引き出しの底やらに敷いています。行為自体は貧乏臭いのですが、ダンヒルアウディの高級感溢れる広告が、多少なりとも貧乏臭さを軽減してくれていると信じています。

THE NIKKEI MAGAGINEと並んで好きなのがANAから送られてくるAZUREというライフスタイルマガジン。この手の印刷物は大抵つまらないので「今後送らないで下さい」と連絡してしまうのだが(プチエコ)、AZUREは別格。ANAにしといてよかった。JALだったら今頃マイルの保全が気になり、不眠症になっていたかも。

そんなわけで毎日新聞夕刊に一ヶ月に一回掲載されていた「毎月新聞」のことはまったく知らなかった。やるなー毎日新聞

夫が文庫本を見つけ、創刊準備号と題した冒頭の「じゃないですか禁止令」を立ち読みして大爆笑。作者、というか「毎月新聞」編集長の佐藤雅彦さんは、「だんご三兄弟」の生みの親で「ピタゴラスイッチ」の監修なども務めているそうだ。人気CMを製作したり、この人こそハイパーメディアクリエイター?!ピタゴラ装置が大好きでいつも心底感心してしまう。この方が教鞭をとる慶応の研究室で製作されていたのですね。

「じゃないですか禁止令」で私も深く取り込まれてしまった。「私ってxxな人じゃないですかあ」って言う人私も苦手。いや、あなたのこと知らないし、って反射的に思ってしまう。

「毎月新聞」では日常つい見過ごしてしまいそうな些細な現象を見逃さないで、考察し法則を導いている。楽しい。そしてその月の主な出来事を付記しているのが面白い。「毎月新聞」が毎日新聞に掲載されていたのが10年位前のことなので、懐かしい!と思う時事的箇所も多々あるのだが、今読んでも新鮮な気持ちであーそうそうわかるわー。

台風接近中に伴う低気圧のせいか動けない。何杯コーヒーを飲んでも動けそうにない。