淡々と

行動範囲が狭い主婦の静かな日々のあれこれ。家族のしあわせ、シンプルライフ。

ハマスホイとデンマーク絵画

上野の東京都美術館で開催中の「ハマスホイとデンマーク絵画」展に行ってきた。上野といえば、年末に母と東京文化会館でバレエを観る前にランチした、ノーガホテルのビストロがよかった。洗練された雰囲気の中、確か鰆のソテーをメインにしたメニューが美味しかったし、使われていたカトラリーがクチポールで、我が家にもクチポール欲しい熱が高まった。あと、多様性の時代に配慮したオールジェンダートイレを初めて利用した。天井まで壁があり、洗面コーナーを各個室に設置することで、プライバシーが守られている。恐らく車椅子のユーザーにも問題ないくらいの広さで、いつか自宅をリフォームすることがあれば、こんなトイレにしたいな、と思える快適さであった。

ハマスホイを「北欧のフェルメール」とはよく言ったものだと思う。光と空気の様が美しい。フェルメールブルーも大好きだけれど、ハマスホイの灰色、白、黒のグラデーションも好み過ぎる。すっかり魅了され、豊かな時間を過ごすことができた。

19世紀のデンマーク絵画も素晴らしかった。日本でいえば明治時代初頭、画家達はデンマーク最北端の漁師町スケーインに魅せられ、厳しい自然環境で逞しく生きる漁師たちやその家族をモチーフに美しい作品を次々に描く。

そんなスケーイン派の絵画を鑑賞しながら気づいた。Skagenデンマーク語でスケーインなのか。時計好きの夫のコレクションの一つにデンマークSkagenのごく薄いチタンのものがあり、スカーゲンと認識していたが、本国ではスケーインなのか。私が愛用しているBeringの時計もデンマークのブランドで、ベーリング海峡ベーリングだと思っていたけれど、デンマーク語では違う発音なのかしら。

f:id:jasminepearls:20200205115713p:plain