淡々と

行動範囲が狭い主婦の静かな日々のあれこれ。家族のしあわせ、シンプルライフ。

デスレース

ボジョレーヌーヴォーを巡る今年のイオンと西友の低価格競争。まるで近畿商事の壱岐正と東京商事の鮫島辰三の争いか。

録画してあった「不毛地帯」を観た後に、やはり録画してあったNHKドラマ「外事警察」を観たら、鮫島が警視庁にいて驚いた。思わず夫と「鮫島!」と叫んでしまった。

夫がファミマで買ってきたジョルジュ・デュブッフを期待しないで飲んだら、意外に美味しかった。ボジョレー特有の、あの若々しいバナナのようなフルーティーな軽さなのに有り難がって何故このお値段?ではなく、落ち着いて楽しめる感じのワイン。

スライスした洋ナシと共にデザート感覚でボジョレーを飲みながら「デスレース」を観た。主演は大好きなジェイソン・ステイサム様。

冒頭からB級映画臭ぷんぷん。「ジェイソン無駄に脱ぐよ脱ぐよ~」の私の予言どおり、随所で唐突に脱いではゴージャスなマスキュラーボディーを惜しげもなく披露。しかも今回のジェイソンは全身刺青。

近未来のアメリカの民営刑務所の話だが、ジェイソンはイギリスからの移民という設定らしく。いかにもアメリカ人の好きそうなB級映画。改造車にゲーム感覚のカーチェイス、派手などんぱち、そして必然性のないセクシーなお姉ちゃん達。ラストはハッピーエンディングのにっこり笑顔で観ているこっちは苦笑失笑。

刑務所の所長役がどうしてもアリー・マクビールの年取った版に見えて仕方なかった。ジェイソン・ステイサムが同時期に主演した映画「ザ・バンク・ジョブ」では「トランスポーター」のイメージを払拭して、派手なアクションなしでもよい役者を印象付け、益々私の中で好感度が高まったのに、これは一体・・・。デスレース2とかシリーズ化するのかなあ、ありがちな。もっと車のハードウェアそのものの魅力も見てみたかったな。