トイレセラピー

かのイームズ夫妻が製作したPowers of Tenという短編映画。10の25乗メートルの宇宙から10分の1ずつスケールを変えて、マイナス16乗の素粒子へと旅します。宇宙からぐんぐん近づいてきて青い地球へ、湖畔でピクニックする男の人（即ち私達の生きている世界）まで近づいた後、更に皮膚の細胞からDNA、ミクロの世界へ。

この映像を基にしたページをめくるたびに見える世界が変わりワクワクする本を、当時10歳になった息子に夫がプレゼントした。10歳の男の子のバースデープレゼントにしてはカッコよすぎます。

昨年急激な円高による外貨建て資産の激しい目減りに落ち込んだ私は、だったらこの際円高メリットを享受！と立ち上がり、夫のクリスマスプレゼントに用意したのがこのPowers of Tenのポスター。

（どんだけの円高メリットかって感じですが。スケールちっさい。）
左上から一コマ一コマ右下まで世界が切り替わっていきます。これをアクリルでフレーミングしてトイレにどーんと飾っています。大きさは68.58cmの正方形。眺めると気分が落ち着きます。星空や海を眺めるのと同じような鎮静効果でしょうか。