淡々と

行動範囲が狭い主婦の静かな日々のあれこれ。家族のしあわせ、シンプルライフ。

ポジティブに

コロナ禍で大変な世界に突入してしまったが、個人的によかったことに目を向けたい。

また仕事を始めることになった。何故か光陰矢の如しの毎日で、え!もうこんな時間!と焦ってばかりの私にさほど時間と心の余裕があるわけではないのだが。今度の仕事は週1日程度の出勤でテレワークが中心。こんな勤務スタイルが容認される日がくるとは。

夫の仕事のスタイルは徐々に元に戻りつつあるが、今のところ週1-2日はテレワークで、残業は控えめ、会食はなくなり、国内出張はごくたまに。どんなに働き方改革が叫ばれても長時間勤務不可避な昭和のサラリーマン型の夫だが、2ヶ月に及ぶ完全テレワークを経て、色々考えることがあったようだ。

私が新型コロナに対する不安で押しつぶされそうになったのは、振り返ってみるとボリス・ジョンソン英首相がICUに入った時とWTI原油先物価格がマイナスになった時。消毒やら食事作りに追われて一人になりたいと泣いたこともあったけれど、家族揃って毎日3度食卓を囲む自粛期間がなんやかんや言って私の人生で一番幸せだったと後から思うのかもだな~。

テレビが絶望的にくだらないので、Netflixに加入し、家族で視聴し、感想を話し合う時間も楽しかった。これまであまり接点がなかった父娘のコミュニケーションが活発なものとなり、娘の父に対するリスペクトが増大したこともよかった。父の日には心のこもったカード、自分のと色違いの手で持つ扇風機のほか、4か月振りに友達と遊びに出掛けた際に買い求めた素敵な花束までプレゼントしていた。学習面の遅れは気になるものの、娘の家事能力は飛躍的に高まった。

とはいえ、一日も早い事態の終息を心待ちにしている。冬場の娘の受験シーズンの到来がとてつもなく心配だ。

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女帝小池百合子

4月から大桟橋にずっと停泊したままの飛鳥II。毎晩綺麗にライトアップされている姿を見るにつけ、乗組員の方がいらっしゃるのか、それとも夜間は自動的に点灯する仕様なのか、と考えていたのだが、昨日の日中火災。もくもく黒煙をあげている様子になんとも悲しくなった。

新港ふ頭にはにっぽん丸が停泊中。周辺の水面ではボラがあちこちで元気に飛び跳ねていて、時間が許す限りずっと見ていたい景色。

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石井妙子著「女帝小池百合子」読了。あまりの衝撃に、あっという間に読み終えてしまった。サイコホラーなノンフィクション。百合子という、実在の人物とは思えないくらいの素材もさることながら、著者の丁寧な仕事が圧巻。さすがの百合子も弁明の余地がないのでは。あと、意外だったのが、前東京都知事が百合子の元カレだったこと。

やたらご丁寧なお言葉遣いと横文字連発で、難関カイロ大学を首席で卒業した裕福な芦屋の令嬢、というイメージが崩れ去った今、次の都知事選には出馬しないのでは、と思ったが、お出になるんだな~。

以前百合子の学歴詐称に疑問を呈する記事を読んで、ああ、これはガチだな、と信じるに至ったのは、その記事が作家の黒木亮氏によるものだったから。

黒木氏は北海道の田舎に生まれ育ち、文武両道、血のにじむような努力を重ね、早稲田大学を代表して箱根駅伝に出場、その後銀行員を経て数々の経済小説を執筆されている。努力の天才で、几帳面な記録魔で、膨大な資料を読み解き、論理的で実直な方だということは、「冬の喝采」「巨大投資銀行」等の作品を読めばすぐにわかる。

その彼が三和銀行時代にカイロ・アメリカン大学に留学していたことは、百合子にとって(数多ある)大きな誤算の一つだったに違いない。

それにしても、自分も含め、世間の健忘ぶりには呆れるばかりだ。はいはい、そういえばあんなこともあった、こんなこともあった、と「女帝小池百合子」を読み進めていくうちに思い出すことが沢山あった。改めて活字で読むと、彼女の話してきたことの薄っぺらさに眩暈がするが、あの美声と自信たっぷりな立ち振る舞いに、いとも簡単に騙されてきた。そして次の選挙でも大勝するんだろうな~。恐ろしい。

舟和のあんみつ

緊急事態宣言が解除となり、久々に横浜そごうに。食品フロアはまだ品薄気味だったが、少し浮かれて芋ようかんで有名な「舟和」であんみつを買ってみた。

蓋を開けたらすぐに食べられるかと思ったら、個別包装してある寒天、赤えんどう豆、フルーツをそれぞれ水切りしてから、餡を添えて黒蜜をかけて頂く仕様。

塩味が効いた豆がいいアクセントに。買い置きのバニラアイスクリームを足してクリームあんみつにしたら美味しかった。求肥は入ってなかったような気がする。

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ドラマ「The Blacklist」シーズン1視聴完了。22エピソード観続けるうちに、メインキャストの国際的凶悪犯罪者であるレイモンド・レディントンにすっかり夢中になってしまった。容赦なくバンバン殺してしまう初老のおっさんなのに。

頭脳明晰、勇敢、大胆、たまに見せる情の深さ、話し方、スタイリッシュな着こなし、美しい住まい、美食家、忠実なしもべデンベや、完璧な犯罪現場掃除屋さんのミスター・キャプランを含めて大好きだ。

一方でメインキャストの一人、FBIエージェントのエリザベス・キーンの自己中心的態度が鼻に付くわ~。人の話を最後まで聞け!と言いたい。レイモンドが自分の生物学的父親なのか知りたいのであれば、グラスをこっそり持ち帰ってFBIでDNA鑑定すればいいじゃん。

一時期Amazon Primeで「NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班」シリーズを観ていたが、キャスト陣が地味なのよね。「The Blacklist」の方がキャラ立ちしていて華やか。毎回沢山の人が殺されるけれど。とにかくFBIの皆さん、「えふびーあーい!」と言いながらすぐにバンバン撃ってしまう。死刑制度に反対する団体の人が観たら吃驚するのでは。

好きなキャストの一人、英国訛りのFBIエージェント・マリクがシリーズ1の最後で殺され意気消沈しているが、今後も観続けていく予定。

新玉ねぎ、Netflix

最近母と食卓の画像をLINEでやり取りしている。今日は何を食べるとか、レシピを交換することが、お互い毎日の食事作りの張り合いとなっている。

QP3分クッキングで紹介されていた「玉ねぎステーキ ハムチーズのせ」が美味しかったというので、早速真似してみた。

新玉ねぎの上下を少し切り落とし、横にすぱっと半分に。フライパンに蓋して上下じっくり火を通す。醤油、酒、砂糖、みりんで煮絡めたら、刻んだハムとピザ用チーズを載せて蒸し焼きに。簡単で食べ応えがある。これは新玉ねぎの季節の定番にしたいと思う。

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とうとうNetflix沼に嵌ってしまった。Amazon Primeで海外ドラマ「The Blacklist」シーズン1エピソード1を観たら面白くて、てっきり無料かと思ったらエピソード2以降は有料だという。現在シーズン6、152エピソードもあるので、有料レンタルしたら一体お幾ら課金することになるのか。

諦めきれず調べてみたら、Netflixでも視聴可能。こちらは月額税抜き800円。これはもう登録するしかないでしょう。Amazon Fire TV Stick経由でテレビ画面で視聴できる。以前NetflixのCEOがビジネスモデルに対する脅威は何かと問われた時、人々の睡眠、と言ったとかなんとか。

自粛生活で時間に余裕があるので、夫と毎日少しずつ「The Blacklist」を視聴する一方で、娘とは「梨泰院クラス」を。

母の日

今年の母の日は、実家の母にビールを配送。

息子から、LINEでちょっと長めの近況報告&新型コロナウイルス収束後にランチかディナーの約束。

そして娘より、手作りカードと共に、オイコス、明治アーモンドチョコレート、セブンプレミアムの小麦全粒粉を使用したチーズインスナックを貰った。どれも私が好きなものばかり。

オイコスは高たんぱく、脂肪ゼロ、低カロリーと罪悪感なしのギリシアヨーグルト。バケツ一杯分食べられるな~、と思いながら、以前パワハラモラハラ職場で働いていた当時、近くのコンビニでその日の気分にぴったりのフレーバーを悩みながらひとつ選び、お昼に頂くのがささやかな楽しみだった。そしてセブンプレミアムのチーズインスナックは、ビールにもワインにも合う逸品。ザクザクの歯ざわりがたまらない。

自粛生活でアルコールを含む食費が大幅増だけど、外食のことを考えたらこの位はいいね、と自分を納得させている。流行りのテイクアウトも出来ずにいるし。

セブンイレブンで買えるkapukaというソーヴィニヨンブランが気に入っていて、冷蔵庫に常備。もう少し辛口でもいいかな、と思いながらも、グラスワインとして気軽に飲んでいる。ニュージーランド産。どうか新型コロナウイルスの影響で物流がストップして、在庫がなくなるなんて事態になりませんように。

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消毒

8週間振りに掛かり付けのクリニックを受診。8週間振りに電車に乗った。

最近眠れない、突然涙が出る、コロナ鬱なのでしょうか、と相談したら、抑肝散化陳皮半夏を処方してくれた。

消毒の話になった時、アレルギー体質の家族のためにもハイターの使用は止めた方がいい、肺炎を予防しているつもりが逆に肺炎になる可能性も、と指摘された。高濃度ウォッカで消毒する方が安全、とのことだった。

ああ、そうか!最近やたら私の咳が出るのは、ハイターのせいだったのか。以来ハイターの使用をやめたら、咳は治まった。

家じゅうせっせと消毒して回っていたけれど、その消毒液が原因で呼吸器がやられていたなんて。しかも消毒作業はキリがないし。消毒はほどほどにして、引き続き手洗いを励行したいと思う。発注から1ヶ月以上経って、結局泡ハンドソープは配達されたし。「改めて手配ができないか確認したところ、入荷が叶う予定です」と頑張ってくれたケンコーコムさん、ありがとう。

予防に神経質になるよりも、罹患した時に軽症で済むように、リラックスして免疫力を高める作戦に切り替えたい。

ウォーキングで山下公園に立ち寄ったら、丁度見ごろのバラ園が閉鎖されていた。海に面したベンチにはロープが掛けられ、座れないように。新緑が眩しい季節なのに残念。

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ニューブラッド

緊急事態宣言が5月末まで延長となり、夫のテレワークと娘の休校措置も継続。私は普段からステイホームな生活様式。行動制限耐性は高いはずなのに、心が病みそうだ。

過労傾向で残業や出張や会食が多かった夫は、このところずっと在宅。娘は早朝から朝練、放課後は部活や委員会活動を終え、帰宅したら夕飯を摂り慌ただしく塾へ、週末も部活か塾か友達とお出掛けで殆ど家にいなかったのに、自宅での生活が続いている。

家事の負担が増大だ、と不満に思うこともあれば、気持ちが崩れないのはやること=家事があるから。日課に助けられているのかな、と前向きに考えて、食べることくらいしか楽しみがないので平常時より若干手の込んだ料理を作ってみたり。掃除も以前より俄然丁寧に。結果、疲れる。

一人になりたいな~。外食したいな~。麻生さんから10万円貰ったら、全額アロママッサージに課金して癒されたいな~。

ステイホーム中のQOL向上のために、テレビの音のワイヤレス化を実現するべくBluetoothトランスミッターとノイズキャンセリング・ヘッドフォンを購入した。

テレビにトランスミッターを差し込めば、2台のBluetoothヘッドフォンに音を飛ばせるので、勉強中の娘に気兼ねなくAmazonプライムで映画やドラマや動画を視聴できるように。夫と視聴中に「この俳優さん、あの映画に出ていたよね」的な雑談を交わそうにも、ノイズキャンセリング・ヘッドフォンを付けているので無理。

最近のヒットは2016年BBC制作の「ニュー・ブラッド 新米捜査官の事件ファイル」シリーズで、プロットもキャラクターも最高。ロンドンを舞台に、イラン系の見習い刑事とポーランド系の重大不正捜査局の新米捜査官の賢い若者達が、かなり無茶しながら事件を解決。シリーズ2を熱望しているが、EU離脱後とコロナ後のロンドンはどう描かれるのかしら。

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